１２月２日（金）延岡工業高校電気電子科１年生を対象に現場見学会を開催しました。野口遵記念館（延岡市東小路）と大日止昴小水力発電所（日之影町岩井川）の２箇所を見学しました。

〇野口遵記念館

野口遵記念館は、これまで市民に親しまれてきた野口記念館を再整備して建設されたもので、この11月に建設工事が終わり12月中旬のオープン予定です。675席の客席を有するホール、小規模な音楽公演や展示などの催物が行えるフリースペース、野口遵顕彰ギャラリー等が設けられています。はじめに、牛島会長があいさつ、建設室岡部総括主任よりあいさつと施設の概要説明があった後、電気設備工事を施工した旭進興業・柳電特定建設工事共同企業体を代表して旭進興業（株）関現場代理人が工事概要説明をしました。見学は２班に分かれて、分電盤、総合盤、AV機器等の電気設備や、ホール設計コンセプト、顕彰ギャラリーの趣旨などの説明を受けながら見て回りました。

 

〇大日止昴小水力発電所（大人発電農業協同組合）

大日止昴小水力発電所は、農業用水路の落差約８５ｍを利用した水力発電で、出力は約５０ｋWあります。その発電で得られた電気は九州電力（株）に全量売電されており、発電で得た収入は地区内の環境整備や伝統芸能の活動費などに充てられています。現在は、９月の台風14・15号により用水路が被害を受け発電所は稼働していません。はじめに、大人発電農業協同組合田中代表理事からあいさつと建設の経緯や特徴などの概要説明があり、その後２班に分かれて発電所と取水口を見学しました。