１１月２９日（水）日向工業高校電気科１年生を対象に現場見学会を開催しました。新宮崎県体育館（延岡市大貫町）と大日止昴小水力発電所（日之影町岩井川）の２箇所を見学しました。

〇新宮崎県体育館

新宮崎県体育館は、２０２６年に本県で開催される国民体育大会・全国障害者スポーツ大会に向け、建設工事が進められています。建設工事は、まず延岡市民体育館に隣接してサブアリーナを造り、次に市民体育館を解体した跡地にメインアリーナを造るという計画です。今回見学したサブアリーナは、今年７月に完成、８月末から供用開始されており、床面積１，５３０㎡、天井高約２２ｍで、バスケットボール２面、６人制バレーボール２面がとれる規模です。また、武道各種や卓球などが行える多目的室、会議室などが併設されています。はじめに、和田日向支部長があいさつ、施設管理者の（公財）宮崎県スポーツ体育協会 坂元氏から施設の説明があった後、電気設備工事を施工した三桜電気工業（株）の長倉監理技術者が工事概要説明をしました。見学は２班に分かれて、屋外の電気引込、EPS、屋上の受変電設備、非常用発電設備、管理室の総合盤などを見て回りました。

 

 

〇大日止昴小水力発電所（大人発電農業協同組合）

大日止昴小水力発電所は、農業用水路の落差約８５ｍを利用した水力発電で、出力は約５０ｋWあります。その発電で得られた電気は九州電力（株）に全量売電されており、発電で得た収入は地区内の環境整備や伝統芸能の活動費などに充てられています。はじめに、大人発電農業協同組合田中代表理事からあいさつ、建設に至る経緯や特徴などの概要説明があり、その後発電機室と取水口を見学しました。

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